錠剤分包機
錠剤分包機はどのように選べば良いのでしょうか。導入するメリットや選定ポイント、錠剤分包機を扱っているおすすめメーカー、各メーカーのラインナップなど、詳しくご紹介します。
錠剤分包機メーカーをご紹介
錠剤分包機を扱っているメーカーは数多くあります。ここでは中でも取り扱い台数や導入実績の多いおすすめメーカー2社と各社のラインナップを紹介します。

- グリーンメディック薬局イオン局(大阪府)
- 真生会富山病院
- いわき薬局グループ・フラワー薬局
- 小型全自動錠剤分包機YS-TR-128FDXIV-VC(-UC4)
- 152FDXIV-VC(-UC4)
- 全自動錠剤分包機YS-TR-200FDSⅡ-VC
- 200FDSⅡ-VC(-UC4/UC8)
- 264FDSⅡ-VC
- 264FDSⅡ-VC(-UC4/UC8)
- 304FDSⅡ-VC
- 304FDSⅡ-VC(-UC4/UC8)
- 332FDSⅡ-VC
- 332FDSⅡ-VC(-UC4/UC8)
- 420FDSⅡ-VC
- 420FDSⅡ-VC(-UC4/UC8)
- 全自動錠剤分包機PROUD520
湯山の小型全自動錠剤分包機について詳しく紹介
バリアブルカセットを全機種に搭載した湯山の中でも人気を集めているのが、小型全自動錠剤分包機YS-TRシリーズです。主な機能を見ていきましょう。

https://www.yuyama.co.jp/product/products/tablet.html
省スペース化が叶う多機能小型マシン
60cm四方の省スペースに設置ができる湯山の小型全自動錠剤分包機。コンパクトながらも、VC・UCの2つの機能を持ち合わせたカセットや、汚れ検知機能、錠剤の落下防止機能などが搭載されており、薬の分包作業を大幅に効率化してくれます。院内の雰囲気に合わせてネイビーブルー、ワインレッド、ミントグリーンの3色のマシンから選べるのも嬉しいポイントです。
現場で薬の変更ができるバリアブルカセット
湯山の錠剤分包機の目玉機能とも言えるのが、業界に先立って搭載されたバリアブルカセットです。これによっていつでも薬品の変更が可能になり、少ないカセットでマシンのフル稼働が行えます。変えたい時に現場で薬の変更ができるため、新たな注文の手間や時間もかかりません。
オプションで選べるユニバーサルカセット
オプションでユニバーサルカセットを搭載すれば、さらに利便性を高めることができます。ユニバーサルカセットとは薬品形状に合わせて可変するカセットのこと。平丸や楕円形の錠剤、カプセルなども自動で一包化できます。カセット数は、平丸錠剤に対応したSサイズが72個、カプセルが入るMサイズは最大80個に対応しています。

- 社会医療法人財団白十字会燿光リハビリテーション病院
- 医療法人誠和会和田病院
- 調剤併設ドラッグストアトモズ松戸新田店
- 全自動錠剤分包機Xana-1360UF・2040UF・3001UF
- 全自動錠剤分包機Ci-2000・2680・4001
- 全自動錠剤分包機Xana-1360EU・2040EU・2720EU
- 全自動錠剤分包機Xana-4001U2 Advance
トーショーの錠剤分包機・Xana-UFシリーズについて詳しく紹介
Xana-UFシリーズはユニバーサルカセットを搭載したトーショーの人気機種です。主な機能や特徴を見ていきましょう。

https://www.tosho.cc/products/xana-uf_series/
ユニバーサルカセットを標準搭載!
Xana-UFシリーズの大きな魅力が、薬品形状に合わせて可変するユニバーサルカセット「Universal Feeder」が標準装備されていることです。こちらのカセットには落下検知センサーも付いているので、過不足なども正確に察知し、薬の分包作業を効率化します。マシンは最大カセット数136〜300個に対応した3つのサイズから選べます。
扱いやすいタッチモニターで過誤を防止
操作性に優れたフルHDのタッチモニターが搭載されているのも嬉しい点。アクションごとのイラスト付きガイドや、稼働状況を音とLEDで知らせてくれるアラーム機能など、過誤を防ぐための機能が充実しています。直感的な操作で運用できるため、機械操作が苦手な方にもおすすめです。
薬剤の管理が楽にできるノウハウを凝縮
カセットの自動識別機能をはじめ、合計136個以上のカセットを収納できるスライドキャビネットなど、薬剤の管理を楽にするノウハウも凝縮されています。また、作業台の高さなども体への負荷を軽減できるよう設計されているので、快適に作業が行えるでしょう。
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その他、錠剤分包機を取り扱っているメーカーを紹介
小規模な薬局にも設置しやすいスリムな全自動錠剤包装機を4台扱っています。最小モデルは60cm四方のスペースに設置が可能。小型ながらも、毎分65包のスピードを叶えるハイパワーで作業時間を大幅に短縮します。カラー操作パネル付きで、操作性や視認性にも優れています。
- 取扱い台数
- 4台
- 所在地
- 東京都中央区勝どき3-12-1 FOREFRONT TOWER 6階
日進医療器ではシンプルなボタン操作で、錠剤・粉剤・混合の分包が行える錠剤分包機を2台取り扱っています。毎分35包とやや低出力ではありますが、どちらも背丈の低い小型タイプのため、小規模薬局に向いています。分包紙の幅を細かく設定する機能もあり、ロスの節約やコスト削減が可能です。
- 取扱い台数
- 2台
- 所在地
- 大阪府大阪市中央区道修町1-4-2
ヘルスケア企業のPHCでは、PHCbiブランドの機能性に優れた7台の自動錠剤包装機を扱っています。ユニバーサルカセットと同様の機能を持った独自のタブレットケースを搭載し、カラー印字や透析・隔日処方などにも対応しています。病院の規模を問わず、様々な薬の処方の効率化が可能です。
- 取扱い台数
- 8台
- 所在地
- 東京都港区西新橋2-38-5
すみれ分包機では錠剤と散剤の両方に対応した6種の分包機を扱っています。手軽に操作できる卓上型分包機の取り扱いも豊富なので、小規模の薬局でも導入しやすいでしょう。また、ハイスペックモデルでは最大毎分120包のスピードで分包と束ね作業を行えます。
- 取扱い台数
- 6台
- 所在地
- 東京都文京区本郷2-11-2 お茶の水スカイハイツ1階
錠剤分包機を導入する
メリット
錠剤分包機とは、処方内容に合わせて錠剤を自動で袋詰めできる機器のことです。錠剤分包機を導入することで、薬を一袋ずつ均等に分ける手撒き作業を自動化し、薬剤師の負担を大幅に軽減します。処方薬の種類や数が多い際の服薬漏れを防止したり、作業時間を短縮することで患者の待ち時間を減らせるメリットなどがあります。
また、手作業とは違い、機械で処方内容に合わせて正確に一包化できるようになることからも、昨今、調剤薬局では手撒き作業の自動化が求められています。
錠剤分包機はこんな調剤薬局におすすめ
- 錠剤やカプセルの取り扱いが多い
- 手撒き作業の時間を短縮したい
- 処方薬の種類や数が多い際の服薬漏れを防ぎたい
- 患者の待ち時間を減らしたい
- 業務を効率化し、患者に薬の説明をしっかり行いたい
錠剤分包機の選定ポイント
分包作業の自動化ができる便利な錠剤分包機ですが、カセットへの充填間違いや、手順の不順守などによる医療事故も発生しています。錠剤分包機を選ぶ際は、価格だけでは選ばず、機能性や操作性をチェックし、薬局の規模に合ったマシンを選ぶことが大切です。自社にあうマシンがわからない場合は、数多くの種類を取り揃えているメーカーに相談するのもよいでしょう。
また、通常、錠剤分包機はひとつのカセットに1種類の薬しか登録できない仕様になっています。たくさんの種類の薬に対応したい場合は、カセット数の多い機器を選んだり、事前に薬の登録の必要がないユニバーサルカセットを搭載した機器を選ぶのもおすすめです。