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在宅訪問業務の流れ

少子高齢化、高齢者のみの世帯の増加により、年々と在宅医療の必要性が高まっています。ここでは、初めての在宅訪問の前に、どのように訪問業務が行われているかを解説します。

訪問業務は以下の流れで行います。

  1. 訪問依頼
  2. 訪問準備
  3. 初回訪問
  4. 訪問後業務

1:訪問依頼

医師や歯科医師からの指示、介護・医療の他職種・家族からの依頼がありますが、医師からの指示が一番多いです。

2:訪問準備

訪問依頼があれば、訪問するために必要な書類を作成します。医師から指示された処方箋をもとに、薬剤師が訪問の同意を得て訪問薬剤管理指導・居宅療養管理指導を開始します。

必要書類の準備ができたら、訪問日時の調整を行います。介護保険の他サービスの時間と重ならないよう事前に調整しましょう。その際に在宅訪問についての料金や説明、介護保険の認定について、必要書類や用意してもらうものを話しておくと、訪問時にスムーズです。

薬剤師は、医師の指示や事前情報を踏まえて薬学的管理指導計画書を作成します。また、介護保険の場合には重要事項説明書や契約書の準備も必要です。

3:初回訪問

準備が整えば、患者のお宅に訪問し、訪問について詳しく説明し、同意を得ます。同意を得たら必要書類に記入してもらい、その後作成した薬学的管理指導計画をもとに薬の管理、服薬指導、薬剤服用状況や薬剤保管状況の確認などの薬学的管理指導を実施します。

初回の場合は服薬状況の確認、副作用の程度の確認になることが多いでしょう。服薬状況が悪い場合は、一包化や服薬カレンダーの作成など患者に合わせた改善策を考えます。患者や家族の理解度、質問事項を確認し、次回の訪問日時の調整ができたら精算を行います。

4:訪問後業務

訪問後は薬学的管理指導記録の作成です。医療保険の場合は訪問薬剤管理指導報告書介護保険の場合は介護予防・居宅療養管理指導報告書の作成を行い、医師・歯科医師、ケアマネジャーに報告します。緊急時をのぞき、基本的には文書での報告となります。これによって、医師と薬剤師の情報交換が行えるのです。

また、必要に応じて薬学的管理指導計画の見直しを行います。当たり前のことですが、患者の在宅療養には様々な職種がかかわっています。必要に応じて患者に関わる看護師、訪問介護士、理学療法士などと連絡を取り、薬剤情報を共有することが重要です。

事前に確認することから訪問後業務まで一通りの流れを解説しました。事前に確認すること、事後に報告・共有をすることを把握し、スムーズに治療が行えるようにしましょう。

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