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薬剤師の未来像

どんな薬剤師が求められる?

在宅医療のニーズの増加に比例して、在宅医療の知識と経験をもった薬剤師が求められています。

また、薬局薬剤師は地域の中で住民に近い医療職であるため、普段の何気ない会話から体調を確認したり、様子を確認したり、必要であれば役所へ相談し必要なサービスにつなげたりといった役割も重要になってきます。

薬局では対物業務から対人業務への方向転換が必要

これまでと異なり、対物業務から対人業務への方向転換が必要になります。そのためには、対物業務の効率化を図ること、そして対人業務の調整が必要です。

対物業務の効率化

対物業務の効率化のためにできることとして、厚生労働省が推奨しているのは以下の2点です。

  • 調剤機器の活用
  • 薬剤師以外の職員の活用

調剤機器の活用

調剤機器の導入によって、すべての薬局が業務改善や対人業務の時間の増加ができるわけではありませんが、それぞれの薬局の課題にあった機器を選択し、課題解決のためのサポートに機器を活用することが重要です。

薬剤師以外の職員の活用

薬剤師以外でも実施可能な業務は、薬剤師以外の職員に任せてしまうという方法もあります。厚生労働省が2019年に発出した「0402」通知では、薬剤師以外が実施できる業務の考え方が示されています。

コミュニケーションスキルは必須

日頃から多くの人と接する中でもしっかりと対話を行い、コミュニケーションをとる必要があります。かかりつけ薬剤師として、患者としっかり対話を行い、寄り添うことが必要です。信頼関係を構築することで、より患者にあった情報提供が行えます。また、薬局薬剤師のニーズが年々増えているため、薬剤師だけでなく販売スタッフとのコミュニケーションスキルも求められます。

病院薬剤師と薬局薬剤師では、業務内容や業務のスタンスも異なりますが、これからの時代に即した薬局へと変化するためにも、薬局薬剤師は地域の中でできることを実施していかなければなりません。そのためには、薬局で待っている「待ち」のスタンスではなく、薬局を訪れる地域の住民をよく観察し、声をかけたり薬の相談を受けながら、必要であれば訪問を行ったりといった「自ら動く」スタンスになることが大切です。

これからの薬剤師は病院だけでなく、地域での活躍も期待されているので、他職種とのコミュニケーションがより重要になるでしょう。

会話から患者を把握する

従来行ってきた調剤や処方箋の確認、ピッキングといった仕事は、今後IT化が進むことでどんどん機械が行うようになり、患者と接する時間がより増すでしょう。そのため、服薬指導だけでなく患者の生活をとらえながら全体像を把握し、指導を行える人材が求められます。

病院と地域の連携が重要

薬剤師が積極的に地域に出向き、生活の実態を把握しながら必要な情報提供を行うこと、また、実態から必要であればサービスにつなげることも重要です。

地域の薬剤師が今後活躍するためには、病院薬剤師との連携がスムーズに行えるかも重要なポイントです。薬局薬剤師をはじめとした地域の薬剤師との連携がうまくできていないと、患者の必要な情報共有ができないこともあります。

病院薬剤師の中には、地域の薬剤師との情報共有の必要性を感じていない場合もあるかもしれません。ですが、病院薬剤師の役割と地域の薬局薬剤師の役割は異なるため、合同研修会を行い、相互理解を深めることで必要な情報を適切に共有することが大切です。

今後、AIにはできないコミュニケーションをとりながら、ニーズを把握したり協働したりといったことが重要になってきます。働く場所が異なっていても、患者のためにどのように協働していくのかを考えて動ける人材が求められるでしょう。

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